Windowsでサービス化した際にTomcat6が出力するログファイル名

はじめに

 先日、「あれ? マシンによって、Tomcat6のログファイル名が違う」という事象が発生したので、ちょい実験をしてみました。

環境

  • Windows 7 SP1 32bit
  • Zipファイルで配布されているTomcat 6を使用し、service.batを使用してサービス化

ログファイル名に違いが生じる要因

 Tomcatのバージョンで、ログファイル名に相違が生じるようです。
 6.0.29以前と、6.0.30以後でログファイル名に相違があることが分かりました。
 想像ですが、Apache Tomcat 6.0 (6.0.53) - Changelogの「Tomcat 6.0.30 (jfclere)」に載っている「Update to Commons Daemon 1.0.5. (mturk) 」の影響かな、なんて思います。

どんなログファイル名なのか?

 以下にどんなログファイルが出力されるか示します。
 「Tomcatを起動」→「数十秒待つ」→「停止」と言う操作をして、出力されたログファイルの名前を確認したので、網羅性とかそういうのは保証しません。

6.0.29
catalina.2011-06-03.log
host-manager.2011-06-03.log
jakarta_service_20110603.log
localhost.2011-06-03.log
manager.2011-06-03.log
stderr_20110603.log
stdout_20110603.log
6.0.30

ファイル名に含まれている「tomcat6030zip」というのはサービス名です。

catalina.2011-06-03.log
commons-daemon.2011-06-03.log
host-manager.2011-06-03.log
localhost.2011-06-03.log
manager.2011-06-03.log
tomcat6030zip-stderr.2011-06-03.log
tomcat6030zip-stdout.2011-06-03.log

さいごに

 「え? バージョンアップでそんなところが変わるの?」とちょっと驚きました。