人の困りごとを解決してて、なんだか疲れてしまった時のための小ネタ

はじめに

 「人の困りごとを解決する」という側面があるお仕事はたくさんあるかと思います。

 「人の困りごとを解決する」というお仕事は素敵ではあるもの、依頼者がこっちの仕事に価値を感じてくれずに、それに疲れてしまうなんてことも時々あります。
 そんなときに心を落ち着けるために使える小ネタがあるので、簡単にメモ。

 本エントリで引用しているアドバイスと法則は、以下の書籍から引用しています。

去りゆくガンマンのファンタジー

去りゆくガンマンのファンタジーとは以下のアドバイスです。

依頼主が感謝の気持ちを示さないときには、相手はこちらの仕事のあまりのすばらしさに口も利けなくなっているのだ、と思うことにしよう。ただしそれは自分のファンタジーであって、彼らのファンタジーではない、ということを忘れないように。

このアドバイスに対する個人的な解釈(と学んだこと)

 このアドバイスの個人的な解釈(と学んだこと)をメモします。

 こっちの仕事がダメダメで感謝してくれないことも当然あります。
 ですが、「問題ない仕事だったのに、感謝してもらえなかったということは普通にありうる」ということを、心のどこかで思っておくことで、理由がわからないけど感謝されなかった場合に、早く冷静さを取り戻すことができます。
 で、そのためには、自分に酔うという落ち着き方もある、と。

 一方で、アドバイスの後半の「ただしそれは自分のファンタジーであって、彼らのファンタジーではない、ということを忘れないように」というのも同じぐらい大切です。
 「感謝の意を相手は示さなかった」という現実は受け入れる必要があるわけです。

 「感謝の意を相手は示さなかった」という現実を意識していれば、落ち着いてから「なぜ感謝されなかったのだろう?」と考えることもできます。
 もっとも、「感謝されなかった理由」は、自分が知りうる情報だけでは理由が分からないこともあるので、考えすぎは、精神状態に悪いですけれども。
 でもまあ、「詳細は分からないけれども、相手にも事情があったのか、私に至らない点があったのだろう」と事態を受けれられるようにはなります。
 (少なくとも私はそうなる)

手柄の法則

 「手柄の法則」とは以下の法則です。

誰の手柄になるかを気にしていたら、何も達成できない。

この法則に対する個人的な解釈(と学んだこと)

 「困りごとを解決した手柄が自分のものになるとは限らない」ということであり、これは人の困りごとを解決するにあたり受け入れるしかないことかな、個人的には思っています。

 なので、困りごとを解決する仕事をするには、モチベーションは「他人から評価される名誉」以外の部分を大事にすべきです。
そして、疲れたときは、大事にしているモチベーションを思い出すと良いです。
 個人的に大事にしているモチベーションは、「『世の中の誰かが、ほっとしているに違いない』と想像すること」であったり、「『この人の困りごとを解決した経験を生かして、別の人の困りごとを助けることができるようになった』と思うこと」であったり、「私に支払われる給料」だったりします。