情報処理学会誌の2013年9月号の「ソフトウェア工学の共通問題」という特集が興味深い
はじめに
「ソフトウェア工学の設計方法論、役に立つんだか分かんないよね」みたいなことを思ったことがある人は多いかと思います。
ソフトウェア工学の共通問題は、そんな設計方法論や、そのた工学的な手法を評価するために使用するものです。
私は仕事に直接は使いませんが、興味深かったので、メモ。
そもそもソフトウェア工学の共通問題はいつから使われ始めたのか
情報処理学会誌の2013年9月号によれは、1984年に情報処理学会誌で「設計技法比較評価のための共通問題(酒屋問題)」として紹介し、そこから使われ始めたとのこと。
この特集を読むまで知りませんでした。学生の時に酒屋問題を使っていたのにね。
特集を通した感想
以下箇条書きで感想をメモ。
- 共通問題を真面目に作ろうと思うと、「何を評価するか」で考慮することが変わるため、すごく大変そう。
- とりあえず、誰かが「えいっ」と作って世に問いかけてみないと共通問題は増えなさそう。
- 特集に載っている共通問題の要件のあれこれをみると、現状の「とりあえず酒屋倉庫問題で評価しておけ」というのは適当すぎる気がする。
- UMLのテキストでよく見かけるレンタルビデオやさんも、実は共通問題だと思った。
さいごに
本当は特集の面白さを伝えるエントリにしたかったのですが、うまくまとまりそうになかったので感想だけ書きました。すごく興味深いんだけどなぁ。