「オープンソースカンファレンス2011 Kansai@Kyoto」と「関ジャバカンファレンス2011」を聴いた

はじめに

 この週末はイベントだらけだったのですが、その中でタイトルに挙げたものを聴きました。
 「オープンソースカンファレンス2011 Kansai@Kyoto」は会場での聴講、「関ジャバカンファレンス2011」はオンラインでの聴講です。

オープンソースカンファレンス2011 Kansai@Kyoto

 金曜日だけ聴いてきました。
 聴ける限りPostgreSQLのセッションを聴きました。

日本 PostgreSQLユーザ会のセッション

 日本 PostgreSQLユーザ会のセッションの資料については、以下にあがっています。

 一番面白かったのは、「運用事例から学ぶPostgreSQL」です。
 これ、運用したこと無いと分からないことが盛りだくさんだと感じたのですが、教えて貰っちゃって良いのかなぁ。

 後印象に残ったことは、以下の通り。

  • 無停止運用する気があれば、無停止運用は充分やれる
  • バージョンアップともに運用上の、はまりどころは減っていっている。バックアップリストア周りとか。


株式会社アシストさんのセッション

 「Oracle Database 技術者からみた PostgreSQL 9.0」の資料はアップロードされていないません。発表内容は多分以下の「Oracle Database 技術者からみた PostgreSQL 9.0」と同一。



 私が感じた話の趣旨としては、以下の通り。

  • 性能面的には、充分実用に耐える
  • 性能面以外の部分(チューニングの容易性とか)では、まだまだOracleが勝っている


 貰った資料で一点「え?そうなの?」と思ったのが、shared_buffersがパフォーマンスに結構インパクトがあると言うこと。
 Linuxで動作させているから空いてるメモリは勝手にファイルキャッシュに使われ、shared_buffersはそれほど性能に対してインパクトがないものだと思っていたのですが、そうでもないらしいです。

 比例的に効果が出るわけでは無いみたいですので、shared_buffersを増やすなら、アクセスするデータ範囲の半分以上が格納できるサイズにした方が良いようです。
 半分入らない状態では、あまり効果は無いようですので(もちろんケースバイケースでしょうが)。

株式会社日立製作所さんのセッション

 セッションの内容は多分以下のURLの「PostgreSQL 9.0 ストリーミングレプリケーションの実力」と同じです。(資料もあります)

 ストリーミングレプリケーションが何なのかですが、これまで、PostgreSQLレプリケーションというとpgpool-IIを用いたクエリベースのレプリケーションでした。
 新たにWAL(トランザクションログ)を転送する方法でのレプリケーションがサポートされて、これがストリーミングレプリケーションという機能だそうです。

 「ストリーミングレプリケーションは結構使える」といのが話の趣旨でしたが、個人的には「非同期である」ってことをちゃんと意識しておかないといかんなぁ等と思いました。
 当たり前と言えば、当たり前でしょうけど。

関ジャバカンファレンス2011

こっちは良い感じのまとめを発見したので、それのURLをメモります。



 私のポジション的にびっくりしたのが以下の話。

  • Javaにはrevolutionとevolutionがあり、Java7はevolutionリリース、Java8はrevolution
  • Java8は2012年リリース予定


全く知らなかったのですが、ぐぐるとJavaOneでそういう話があったようですね。
以下に参加者のレポートへのリンクを示します。



さいごに

 なかなか濃い週末でした。
 仕事という現実に戻らなくては。