日記鯖がサービス停止するとか
はじめに
仕事とは関係ありません。思い出話というか、そんな感じ。
記憶に基づいて書くので、正確さとかは全く保証しません。
日記鯖は2011/03/31に公式サービス終了予定とのこと
以下の記事をたまたま見かけました。日記鯖は2011/03/31に公式サービス終了予定らしい。
日記鯖は私にインターネットという道具の可能性をちょっと見せて貰ったサイトなので、感慨深い。
日記鯖が私に見せたもの
生ですべてのHTMLを書かなくても日記が書ける。
日記鯖以前は、日記を書く際は生で自分でHTMLを書くことが多かったように思います。
これは日記を書くにあたって、面倒でした。
HTMLをある程度知らないと駄目な上に、機械的にできるはずのこと(インデックスを作るとか)も自分でしないと駄目だし。
日記鯖はインデックスを勝手に作ってくれる上に、「HTMLを知らない人はそれなりに。知ってる人は良い感じに」日記を書けるサイトだったので、驚きました。
ハイパーリンクとはいかなるものかを教えてくれた
日記鯖は、なれ合いとか議論とか好きな人が一定数いました。
で、彼らがどうやってなれ合いとか議論をしたかといいますと、言及したい記事にハイパーリンクを張った上で自分の意見を書くという手段を用いておりました。
今ではそういった使い方は普通ですが、1990年代後半の私は、別サイトへのリンクの使い道は、「知り合いのサイトのトップページに貼る」ということぐらしか知りませんでした。
なので、日記鯖をみて「ハイパーリンクとはこういうことか」と感動しました。
世の中にはいろんなことを考える人が居ると言うことを知った
記事を書く敷居が下がったことによって、いろんな人が記事を書いておりました。
これまでHTMLを知らなくてもお手軽に記事を書けた手段としては、メーリングリストや掲示板がありました。だがこれらは、議論前提の意見以外は公開しにくかったです。
それが議論前提じゃない意見を簡単に述べることができるようになりましたので、いろんな意見を見ることができました。
一方で、書いた本人は議論を求めて無くてもいきなり議論を吹っ掛けられてた人もいて、筆者と読者の距離が近いことの大変さも同時に垣間見ました。
あと、アニメや二次創作など、時系列で感想をメモするのが向いているタイプの物事については、感想を書く人が増えたと思います。
さいごに
その気があったらもうちょい日記鯖について書けそうな気もしますが、まあこの辺で。
文化的には、「プログラムねたの少ないはてな」だったように私は思います。
私が二次創作を読むのにはまっていた頃、二次創作の執筆者に日記鯖の利用者が多かったので、日記鯖の公式サービス停止は時代の変化を突きつけられた感じがします。
もう利用者は少ないとはいえ、日記鯖の公式サービス停止は寂しいですね。