はじめに
http://www.centea.or.jp/modules/eguide/event.php?eid=1を聴いたので、印象に残ったことをメモします。
網羅性はちっともありません。はてなキーワードの「Ruby」「まつもとゆきひろ」からたどると内容を網羅している方のblogが見つかる、かも。
主催のCENTEA(センティア)について
今回の主催はCENTEA(センティア)でした。個人で働く人のための協同組合だそうです。
正直なところ「中部地方にもそんなのあったんだー」と思ったのですが、まだ組合員は18名とのことで、まだまだこれから組織を大きくしていくところのようでした。
まつもとゆきひろ氏の話
Rubyの開発コミュニティについて
少数のフルタイムの開発者と50名強のコミッタが居るとのことでした。日本人は30人少々。
Rubyについて詳しくないので、多いと見るべきか少ないと見るべきか正直なところ分かりません。
コミュニティに対して、「コミュニティは鮫である」というとらえ方をしてました。
泳ぎ続けてないと死んでしまうと。
そのため、技術者が関心を持ち続ける状態を作ることは大事であると。
Rubyが開発者に与える影響
「Rubyでプログラミングがまた楽しくなった。ありがとう」と声を掛けられることがよくあるとのこと。
まつもとゆきひろ氏は、「思考からプログラミングへの変換のし易さがそういう効果を出してるのではないか」と述べていました。
「プログラミング言語がメッセージを与えることが出来るのでは?」という趣旨のことをまつもとゆきひろ氏は言っており、これは個人的には興味深かったです。
「よりよいスタイルで開発してもらうには、どうすればいいのか?」というのは結構前から私の追いかけてる問題でして。
……ちょっと話がそれました。
2.0について
多人数開発向けの機能を健闘してるとか何とか。
「1.8、1.9では、5人〜10人ぐらいの開発なら困らないけど、それ以上だとどうなんだろう?」的な印象をまつもとゆきひろ氏は持っている感じを受けました。
最首英裕氏の話
話の全体が面白かった
個々の要素については、「なるほどー」という程度で、全体を通すと説得力があるという感じでした。私には上手くメモできない……。
なぜソフトウェア会社がRubyを使うことで競争力を得ることが出来るのかについて、説得力を感じる内容だったのですが。
そんななか、特に心にとめておかなくてはならないと思ったのは、以下のこと。
- コストを安くするか、自分にしかできないことをするか、のどちらかである。
- そこそこ安くて、そこそこ信頼できる、みたいなのを求めるお客様はほとんど居ない。